議長最後の日

2021年5月27日

令和3年5月27日、この日議長として登壇する最後の臨時議会でした。議長退任挨拶をまず議会運営委員会にて、次に自民党議員総会にて、次に議場にて、最後に議会事務局・秘書室の職員にと、感謝の気持ちを込めて伝えました。議場まではなんとか頑張って話すことが出来ましたが、最後の事務局職員の方々の前でお話した時は、ついに涙腺が緩んでしまいました。

 

今回の臨時議会は、新型コロナウイルス感染症の更なる対策と中部国際空港2本目滑走路の早期実現、プレ・ステーションAiの開所等々を含む補正予算組みと、議長・副議長の交代による選挙が行われます。辞表を提出した後、議場の100番の席に座ります。ここは議長が座る席と決められております。投票により新しく坂田憲治議長が誕生し、私は退任のご挨拶を壇上にてさせていただきました。

 

「議長としての1年間は、議員の皆様、大村知事・理事者の皆様はもとより、多くの関係者の皆様のご支援とご協力を賜り、職務が全うできましたことに、心より厚くお礼申し上げます。これからは一議員に戻りますが、この1年間の貴重な経験を生かし、県民の幸せを願い、微力を尽くしてまいります。今後とも変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。」と退任挨拶をさせて頂きました。

 

議長交代の後、知事から提案理由の説明があり、議案付託された委員会が開催されました。今回は「修学旅行に伴う取消料の支援(3億4600万円)」が含まれるため、教育・スポーツ委員会が開催され、委員として出席しました。緊急事態宣言中は修学旅行も中止か延期となってしまいます。学生生活最後の思い出の修学旅行。早くコロナが収まって生徒の皆さんが出かけられることを願います。

 

議会中は撮影は出来ませんが、議会終了後、100代目で100番の席ということで、丁度、大村知事も退席される時に一緒にパチリ!この1年を振り返ると、新型コロナウイルス感染症対策に追われましたが、県民の皆様の命と暮らしを守るため、執行機関と議論を重ね、全ての会派が一つになって議会として努力してきました。活力ある地域経済を取り戻すため更なる対策に取り組む必要があります。

 

そして議長最後の日の終わりに、全国都道府県議長会からの感謝状を、新議長より頂きました。全国都道府県議長会もコロナの影響で、昨年4回ほどしか東京方面に行くことが出来ませんでした。が、自民党本部への陳情活動やデジタル推進本部のリモート会議、議員の出産に関わる産前・産後の日数等、議員会則の明文化等に携わることが出来、充実した1年でした。感無量です。